今日はXBOXライブアーケードより
『N+』を紹介してみようと思う。
『N+』は800ゲイツ=1200円で売られている。
なお、以前レビューと言う言葉を使いはしたものの、よくよく考えたらレビューなら大量の人間が書いているMK2辺りを見ればいいし、私ひとりで点数つけたり良いだの悪いだのはやはり無意味だとも思うので、
自分が気に入っているものを如何に魅力的に紹介して見ている人間に買わせるかに力を入れる事にする。
買ったら私の勝ちだ。
さて『N+』はライブアーケードのアクションゲームであるが、ライブアーケード自体あまり作品内容がアピールされていないのと数が多いのとで、名作であるにも関わらず人の目に余り触れないゲームも多い。
『N+』もそんなゲームの一つである、私も動画で見るまでついぞ知らなかった。
画像とか貼るのは好きでないのでYouTubeのトレーラー動画のURLを貼っておく。
別にアフィリとかではないので
力の限り踏んで良い。
アフィリなんぞでちまちま稼ぐヒマがあるなら本業を頑張った方がよほど身銭になる。
http://jp.youtube.com/watch?v=G0P740hOtdU
『N+』は非常にシンプルな画面のアクションゲーム、やる事は移動とジャンプと
自爆だけなので操作もシンプルである。
ステージも望遠時は一画面に収まる大きさで、全体的にシンプルなデザインに統一されている。
・操作方法
「走る」
スティックで普通に走る。
「跳ぶ」
Aボタンで跳ぶ。走りもそうだが全体的に慣性が強めに効いている。
ふわーっとした跳び方なので、ある程度の空中制御が可能。
あまり高い所から落ちると
「ゴグン」と言うリアルな打撲音と共に死ぬ。
他、派生として三角跳び等がある。
「死ぬ」
Xボタンを押すと
5体が飛び散りその場で爆裂死する。
・目的
目的もシンプルで、鍵を取って扉を開け、扉に入ればクリア。
ファミコン世代には判りやすい、シンプルなアクションゲームの正道と言える。
・その他
どうやら主人公は忍者らしい。
そしてこの忍者は
凄まじく物欲が強く、画面上に点在している
金塊を取ると、嬉しすぎて寿命が2秒延びるらしい。チュートリアル、ヘルプにそう書いてある。
早い話がコインを1個取るとタイムが2秒延びる、という事のようだ。
その他、
イタリア人のヒゲ兄弟を憎む性質を受け継いできた『ドッシン』と言う敵などが登場する。これもそう書いてあるのだから仕方が無い。
・難易度
操作はシンプルだがアクション性が高く、トラップ、敵、地形等々、様々な妨害を突破して目的である扉に入る。
扉に入るのに必要なのは鍵と
折れない心だ。
実績にも、
『石の上にも三年』 シングル プレイヤーモードで1000回死亡
と言うものがあるが、
これを解除したのなぞ、遠い遠い昔のおとぎ話だった気がする。
一万回なんて平気で死ぬので、心が折れるかもと言う人は1ダースくらいスペアの心を用意しておこう。
・マルチプレイ
私はこのゲームの最大の楽しさはここにあると思う。
マルチプレイは今さら説明するまでもないが、フレンドなり見知らぬ誰かなりとの同時プレイだ。
シングルステージを二人でやる事も可能だが、それは一人でもクリアできる所を二人でやるからクリアしやすい、と言うだけのものだったりする。
肝はマルチプレイ用ステージだ。
マルチ専用ステージなので、ハナから二人じゃないとクリアできない仕様になっている。
例えば右と左に部屋が分かれており、行き来はできない。
左の部屋に扉があり、右の部屋に鍵がある。
右の人が鍵を取って左の人が扉に入ればクリア。
こう書くと簡単そうだが、実際は
左の部屋には
ホーミングミサイルが飛び交っており、左の人は右の人が鍵を取るまで必死で避け続けなければならず、
右は右で
ロックオンレーザーがガンガン飛んでくる中を掻い潜り、命からがら鍵を目指さねばならない。
時間が経てば経つほど左の人の心が削れてゆく!
なんとかロックオンレーザーを掻い潜り、敵を避け、
地雷と地雷の間を数mmの誤差なくジャンプで潜り抜け、鍵へと向かう。
「獲ったどー!!!!」
しかし鍵を取って振り返ったその時、
左の人はもうこの世に居なかった、なんて事は日常茶飯事である。
上記の状況が逆なら逆で大変気まずく、
自分が開始早々凡ミスで即死しているにも関わらず、相方は自分のプレイに集中している為それに気づかず(相手のプレイなんぞ見ている暇は無いので本当に気付かない)、苦労して鍵を取って「獲ったどー!!」と叫んだ次の瞬間、彼の動きが固まる時の
ボクのキモチ。
次の瞬間、
彼が自爆した時のボクのキモチ。
しかし悲しんでいるヒマはない。
死ぬのがデフォの中、息がピッタリ合った時のみクリアできる戦場をくぐりぬけた時の共闘感はいかばかりか、他の追随を許さない。
N+はシングルよし、マルチよしの名作である。